FX証券会社の選び方。安全で有益な業者を見つけるポイント

FX証券会社の選び方が分からなくて
なかなか始められない~
なんて悩んでいませんか?

100以上もの証券会社の中から選ぶのは
そりゃ大変ですよ!

だからといって、
適当に選ぶと損しちゃうんですよね。
いい加減に選んじゃダメですよ。絶対に。

でもでも
面倒な事はできるだけやりたくないですよね?

はーい。
そんなあなたに、

儲けを重視した視点でのFX証券会社の選び方を
サクッと教えちゃいます。

全部で6つのポイントが出てきますので
よーく覚えながら読み進めてくださいね。

さて、こちらはFX証券会社の選び方で
一般的に挙げられるポイントです。

・低スプレッド
・最低取引単位が小さい
・システムが充実
・ツールが良い
・スワップが有利
・注文機能が充実
・通貨ペア数が多い

しかーし、全ての条件を満たす証券会社は
あるのでしょうか?

たぶんないですよね。

例えばパソコン。
機能が良ければ価格は高くなります。
デザインが良いものは
使い勝手がイマイチだったりしますよね。

何かが良ければ、
必ずその分悪い所があるものです。

証券会社でも
コストが安い会社はシステムがシンプルだったり。

まずは、優先する事と捨てる事を決めることが大切!

・自分は何を優先するか
・自分は何を捨てるか

を決めましょう。

投資スタイルが定まっていない方は
下記の条件を参考にしてみてください。
儲け重視ならこれが一番おすすめです。

優先する条件
・安全
・低コスト

捨てる条件
・注文機能
・システム
・ツール

注文機能・システム・ツールを条件から捨ててしまって大丈夫?
システムが充実してないと稼げないのでは?

と不安になるかもしれませんが

注文機能・システム・ツールは
最低限のもので大丈夫。

簡単な機能が使えれば初心者でも十分稼げます。

私自身使用しているのは
基本的な注文機能だけ。
しかも証券会社にたまにログインする程度です(笑)

そんな程度でも
FXは利益を出せるので安心して下さい。

先ほどの条件を
もう少し細かく分けていきましょう。

注目すべきポイントは6つ。

優先する条件

【安全】

ポイント1
「信託保全」を行っている業者であるか?
ポイント2
「最低取引単位」は1000通貨以下か?

【低コスト】

ポイント3
「手数料」が無料であるか?
ポイント4
「スプレッド」は狭いか?
ポイント5
「スワップポイント」は有利か?
ポイント6
「強制ロスカット」の「証拠金維持率」が低いか?

捨てる条件

【注文機能】
【システム】
【ツール】

ポイント1~6を確認していきましょう。

ポイント1
「信託保全」を行っている業者であるか?

信託保全が無いとどうなる?

信託保全(しんたくほぜん)の目的は
投資家から預かった証拠金を会社の運用資金とは別に管理し、投資家の資産の安全を保証すること

具体的に言うと、会社が倒産した場合・・・

・信託保全が無い業者は、
口座に入れたお金が返還されない可能性あり。

・信託保全がある業者は、
口座に入れたお金がそのまま返還されます。

「倒産なんかしないでしょ」とか、今、思いましたよね?

あるんですよ。

こちらが過去に倒産した会社です。

・2007年10月 FX札幌 倒産
・2007年11月 アルファーFX 倒産

上記の会社は信託保全を行っていませんでした。

よって、投資家に返還されたお金は
「ほぼ無し」だったのです。

信託保全を行っている業者とは?

信託保全は
「金融商品取引法に基づく登録を受けた業者」に
採用されている制度です。

信託保全を行っている業者は
金融庁のホームページの
「免許・許可・登録を受けている業者一覧」で
確認いただけます。

国内の多くは、
この金融商品取引業の登録を受けた業者です。

しかし、中にはこの登録を受けずに
勧誘を行っている業者があります。

口座を開設すると決めた業者が一覧に含まれているか
ぜひ確認してください。

え?

そうですよね。調べるのって面倒ですよね。

そんな時はサクッと
証券会社のお問い合わせに電話して聞いてしまいましょう。

「信託保全を行ってますか?」
と質問してみてください。

ちなみに、証券会社のお問い合わせ先は、
どの会社もホームページの右上にあります。

ポイント2
「最低取引単位」は1000通貨以下か?

まず、最低取引単位とは
取引を行うときの最低となる売買単位のこと。

たとえば最低取引単位が1000通貨単位の会社なら

1000通貨、2000通貨、15000通貨は取引できます。
200通貨、15100通貨は取引できません。
(1000通貨=1000ドル=1000ユーロ)

最低取引単位は4種類あります。

・1万通貨単位
・1000通貨単位
・100通貨単位
・1通貨単位

1万通貨単位のFX会社もあれば
1通貨単位のところもありますね。
ただし、現在は1万通貨単位のFX会社が主流です。

では、1万通貨単位はなぜダメ?

1万通貨単位では損が大きく、
強制ロスカットになりやすいから。

FXで稼げるようになり、
軌道に乗ってきてからならば良いです。

しかし、まだ安定して稼げるようになっていない段階で
1万通貨での取引は非常に危険です。

どれだけ危険なのか見ていきましょう。

1円下がるとどれくらい損するのか?

例えば
「1ドル=100円」でドルを1万通貨買うなら

100円×1万ドル=100万円(1万通貨=1万ドル)
となり、100万円の資金が必要です。

これでは投資資金が足りないので
レバレッジをかけてみると

最大のレバレッジ25倍なら
100万円÷25=4万円

4万円の資金が必要ということになります。

「4万円なら安い」と思われるかもしれませんが、
ここで注意が必要です。

「1ドル=100円」が「1ドル=99円」になると
100万円で買ったドルが
99万円に減ってしまいます。

さらに「1ドル=98円」になると
98万円に減ってしまいます。

つまり、1円下がると1万円損をするのです。

1万ドル買った場合、1円上下すると1万円増減し、
1000ドル買った場合、1円上下すると1000円増減する
ということです。

強制ロスカットになるのはいくら?

証拠金維持率が50%未満で強制ロスカットの証券会社の場合、
いくらで強制ロスカットになるのか

ざっくり計算してみましょう。

例えば
口座に4万円入金しました。
「1ドル=100円」でドルを1万通貨、レバレッジ25倍で買いました。

(この場合、証拠金4万円で100万円の取引ができましたね。)

このとき、証拠金維持率は100%です。
4万円(有効証拠金)÷4万円(必要証拠金)×100=100%

いくらになったとき
証拠金維持率が50%未満になり、
強制ロスカットされてしまうのかというと

資金(有効証拠金)が半分の2万円を下回ったときです。
2万円(有効証拠金)÷4万円(必要証拠金)×100=50%

2万円を下回るときとは、
「1ドル=100円」が「1ドル=98円」なったとき。

つまり、2円下がると強制ロスカットが執行され、
すべてのポジションが決済されてしまいます。

すべてのポジションが決済されるというのは、
今回保有していた1万ドルが
自動的に売られてしまうということです。

今回の強制ロスカット後、
手元に残る資金は2万円。
4万円の元手が2万円に減ってしまいました。

しかし、口座にもっと資金を入れておくことで
強制ロスカットは防げます。

例えば、今回の取引で
12万円を口座に入れておけば、
10円の下落まで強制ロスカットされません。

ただ、やはり1万通貨単位では
「損が大きい」
「強制ロスカットになりやすい」

ということから

最低取引単位は1000通貨以下の証券会社
を選んだ方が良いです。

1度に1万ドルを売買するのではなく、
1万ドルを1000ドルずつ10回に分けて売買した方が
安全で安定して利益が出せます。

ポイント3
「手数料」が無料であるか?

無料と有料の差はどれくらいになるのか
具体的な例を見ながら確認していきましょう。

次のA社とB社の差はいくら?

・A社 手数料無料
・B社 1000通貨ごとに50円の手数料がかかる
(1000通貨=1000ドル=1000ユーロ)

例えば
A社とB社で次の取引をしたとすると

1000ドル新規注文(買い)

1円利益が出たところで

1000ドル決済注文(売り)

・A社
利益 1円×1000ドル=1000円
手数料 0円
手数料を引いた利益は 1000円

・B社
利益 1円×1000ドル=1000円
手数料 50円+50円=100円
手数料を引いた利益は 900円

となり、B社だと100円の損ですね。

もし1万通貨を売買したなら、
手数料として1000円も支払わなければなりません。

FXで儲けるぞ!
と意気込んでみたものの、
利益の1割が手数料として引かれては
がっかりですよね。

少しでも多くの利益を手元に残すために、
手数料無料の会社を選びましょう。

なお、取引手数料は一般的に
新規注文(買うとき)
決済注文(売るとき)
の2回支払います。

なので、上記のB社の手数料は
50円+50円=100円 のように
手数料50円を2回足しています。

ポイント4
「スプレッド」は狭いか?

まず、スプレッドとは
通貨ペアの売りの値段と買いの値段の差額で、
「FX会社の手数料」に相当するものです。

スプレッドによってどれくらい差が出るか
具体的な例を見ながら確認していきましょう。

次のA社とB社の差はいくら?

・A社 スプレッドが3銭
・B社 スプレッドが0.5銭
(100銭=1円)

例えば
A社とB社で次の取引したとすると

1000ドル新規注文(買い)

1円利益が出たところで

1000ドル決済注文(売り)

・A社
利益は、1円×1000ドル=1000円
コストは、スプレッド0.5銭×1000ドル=500銭=5円
コストを引いた利益は、995円

・B社
利益は、1円×1000ドル=1000円
コストは、スプレッド3銭×1000ドル=3000銭=30円
コストを引いた利益は、970円

となり、B社だとA社より25円の損ですね。

もし1万通貨を売買したなら、
コストとして250円も支払わなければなりません。

スプレッドは1回あたりは小さな金額でも、
何度も取引して積み重なると大きな金額になります。

できるだけ狭いスプレッドの会社
を選ぶようにしましょう。

ポイント5
「スワップポイント」は有利か?

スワップポイントとは、
外貨預金でいう利息のようなもの。

FXは低金利の通貨を売り、高金利の通貨を買うことで
その金利差にあたるスワップポイントを
受けることができます。

ザックリ言うと、
円より金利の高い通貨を買うと
金利がもらえるということです。

下記のような証券会社を選ぶと良い。
・高額スワップポイント
・「買い」と「売り」のスワップポイントの差が小さい

スワップポイントは
各証券会社の公式ホームページで公開されています。

証券会社のページへ行き、
「スワップカレンダー」「スワップ金利表」「スワップポイント」
と書いてあるページで確認してみましょう。

ポイント6
「強制ロスカット」の「証拠金維持率」が低いか?

強制ロスカット(強制決済・ロスカットルール)とは
FX業者が顧客の損失が拡大しないように、

証拠金維持率が
「特定の値」を下回ったとき
保有通貨のすべてを
強制的に決済(成行注文)すること。

「特定の値」とはどれくらいか?

FX業者により異なっていますが、
20%~100%くらい。
100%や50%の業者が多い。

強制的に決済とは?

例えば、ドルを保有している人なら
自動的にドルを売られてしまうということ。

「強制ロスカット」の「証拠金維持率」は低いほうが良い?

一般的には「強制ロスカット」の「証拠金維持率」は
高いほうが安全。
高いほうが良いと言われてます。

しかーし、実は高くても低くても安全性には変わりはないです。
さらにコスト面から考えると断然低い方が良いのです。

「強制ロスカット」の「証拠金維持率」は
・高くても低くても安全性は同じ。
・コスト面から考えると低い方が良い。

上記の理由をもう少し詳しく見ていきましょう。

まず、証拠金維持率は次のように計算されます。
有効証拠金(口座の中のお金)÷必要証拠金×100

例えば
太郎くんが口座に4万円入金し、
「1ドル=100円」でドルを1万通貨、レバレッジ25倍で買いました。

(この場合、証拠金4万円で100万円の取引ができましたね。)

このとき、証拠金維持率は100%です。
4万円(口座の中のお金)÷4万円(必要証拠金)×100=100%

ちなみに、口座に2万円あり、同じ取引をした場合
証拠金維持率は50%です。
2万円(口座の中のお金)÷4万円(必要証拠金)×100=50%

要は、「口座の中のお金」が「取引に必要なお金(必要証拠金)」に対して
どれくらいの割合?
というのを計算したものが証拠金維持率です。

上記の取引では
「口座の中のお金」が「取引に必要なお金(必要証拠金)」の半分なので、
証拠金維持率は50%ということになります。

(なお、100万円の取引をするには証拠金4万円が必要です。なので、実際は上記のような口座の中のお金が2万円では同じ取引はできません。証拠金維持率50%のイメージをつかむための例として挙げました。)

先ほどの太郎くん。
口座に4万円入金して、
「1ドル=100円」でドルを1万通貨、
レバレッジ25倍で買った太郎くんです。

この時点の証拠金維持率は100%でしたね。

太郎くんが次のA社とB社で同じ取引をした場合、
どのような違いがあるのか見ていきましょう。

・強制ロスカットが100%で執行のA社
・強制ロスカットが50%で執行のB社

強制ロスカットになるタイミングの違いは?

A社(100%)の場合、
すでに証拠金維持率は100%なので
少しでも下がると強制ロスカットになります。

B社(50%)の場合、
「口座の中のお金」が4万円の半分の2万円を下回ったときに
強制ロスカットになります。

(実際には、決済するまで口座の中お金は4万円のまま減りません。分かりやすくするために口座の中お金が減ると表現してます。)

2万円を下回るときとは、
「1ドル=100円」が「1ドル=98円」になったとき。
1万通貨の取引の場合は「1円下がると1万円減る」でしたよね。

太郎くんは強制ロスカット後いくら手元に残る?

A社(100%):4万円残る
B社(50%):2万円残る

A社は「4万円も残る」と思われるかもしれませんが、
これではすぐに強制ロスカットになってしまい通貨を保有できません。

そこで、太郎君は
A社(100%)の口座に入れるお金を増やさなければいけません。

太郎くんはA社(100%)の口座(4万円)に2万円追加し、
合計6万円にして同じ取引をしました。
(「1ドル=100円」でドルを1万通貨、レバレッジ25倍で買う)

このとき、強制ロスカットはいくらで執行されるでしょう?

口座の中のお金が4万円を下回ると強制ロスカットになるので、
2万円減ったとき。つまり、2円下がったとき。
「1ドル=100円」が「1ドル=98円」になったときです。

強制ロスカット後、手元に残るのは?

4万円です。
口座に入れたのが6万円だったので、2万円減ってしまいましたね。

なんとなくこの意味が分かってきましたか?

「強制ロスカット」の「証拠金維持率」は
・高くても低くても安全性は同じ。
・コスト面から考えると低い方が良い。

太郎くんは、A社・B社ともに2万円減ったところで
強制ロスカットになりました。
つまり、安全性は同じです。

要は、A社(100%)のほうが
B社(50%)より強制ロスカットが早い

ということです。

A社(100%)は、強制ロスカットが早いため

「資金がより多く必要」
「強制ロスカット後に手元に残るお金が多い」

B社(50%)は、強制ロスカットが遅いため

「資金が少なくてすむ」
「強制ロスカット後に手元に残るお金が少ない」

ということなんです。

よって、「強制ロスカット」の「証拠金維持率」は
B社(50%)のような低い会社がおすすめです。

証拠金維持率は証券会社のホームページで確認できます。

確認の仕方は
証券会社のホームページから
「取引ルール」のページへ行き、
「ロスカット」の項目を見ると
小さい字で書いてあります。

え?

見つからない?

そんな時はサクッと
証券会社のお問い合わせに電話して聞いてしまいましょう。

「強制ロスカットの執行水準(しっこうすいじゅん)を教えてください」
と質問してみてください。

証券会社というのは、
一度取引を始めてしまうと変更するのが非常に面倒。

保有している通貨をすべて決済しなければならないし、
新しい会社の取引画面に慣れるまで使いにくいし。

今回お話した「優先する条件」と「捨てる条件」を参考に、
ぜひ良い証券会社を見つけてください。
何度も会社を変更するのは大変なので。

『まとめ』

まずは、優先する事と捨てる事を決める。
・自分は何を優先するか
・自分は何を捨てるか

優先する条件

【安全】

ポイント1
「信託保全」を行っている業者であるか?
ポイント2
「最低取引単位」は1000通貨以下か?

【低コスト】

ポイント3
「手数料」が無料であるか?
ポイント4
「スプレッド」は狭いか?
ポイント5
「スワップポイント」は有利か?
ポイント6
「強制ロスカット」の「証拠金維持率」が低いか?

捨てる条件

【注文機能】
【システム】
【ツール】

はい。これで利益を出せる環境が整いましたね。
後はどんどん稼ぎましょう!

え?

FXのやり方がわからない?

安心してください。

「やり方」から「稼ぎ方」までちゃんと解説してますから。
気になる方はちらっとのぞいてみてください。

正しい方法でやれば簡単に利益が出せるようになりますよ。

ちなみに、正しい方法というのは
・最初に全ての取引の戦略をたてる(ここで必ず利益の出る戦略をたてます)
・戦略通りに注文する

大まかにはこんな感じです。

「10万円貯まったらあれ買おうかなぁ」
とか妄想しちゃってOKですよ。

期待通りになりますって。
一緒にがんばりましょうね♪

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